シャチに視力はある？目で周囲を見ているの？

「シャチって、あんなに
かっこいいけど……目、見えてるの？」

そんな疑問を感じたこと、
ありませんか？

サメみたいに嗅覚メインじゃない？
それとも音だけで泳いでるの？

実は、シャチは目でも音でも
しっかりまわりを見てるんです。

この記事では、シャチの視力と
感覚のしくみについて
わかりやすくまとめました！

知らなかったら、ちょっと
驚くような情報もありますよ◎

シャチの目はどこにある？

シャチの顔を見ると、
白い楕円の模様が目立ちますよね。

でも実は、その白い部分の前の下あたりに
本物の目があるんです。

身体に対して目が小さいのと、
模様が保護色になっているせいで、
パッと見では気づかれにくいのが特徴。

 シャチは目で見えてるの？

結論から言うと、しっかり見えてます！

水中だけじゃなく、水面の上も
目で確認することができるんです。

よく観察される「スパイホップ」という行動。
これは、シャチが体を縦にして
水面から顔を出す動きのこと。

このとき、シャチは目で周囲を観察して
陸上や船、人の動きを見ていると
考えられています。

 シャチの視力ってどれくらい？

人間にたとえると…

シャチの視力は、人間の基準でいうと
約0.18〜0.27ほどとされています。

「えっ、それって弱いの？」と
思うかもしれませんが、
海の生き物の中ではかなり高めなんです。

たとえば、100m先の7.5cmの物体を
見分けられるレベルといわれています。

視力の活用シーン

シャチは仲間と連携して狩りをするとき、
相手との距離や動きを
目でしっかりととらえています。

また、水深のある暗い場所では、
視力だけに頼らず
他の感覚と組み合わせて判断しています。

 シャチのエコーロケーション

「音で見る」しくみ

シャチはイルカと同じように、
エコーロケーション（反響定位）を
使っています。

これは、自分で音を出して、
その反射音でまわりの様子を
把握するという能力です。

たとえば、濁った水の中でも、
目では見えないものを
音の跳ね返りで判断できるんです。

こんな場面で役立つ！

・視界が悪い海中でも獲物を探せる
・障害物を避けるときに便利
・仲間との位置関係の把握にも◎

音と目をうまく組み合わせて、
シャチは立体的に世界を感じ取っている
と考えられています。

 シャチの嗅覚はあるの？

「サメって、においで獲物を見つける」
そんな話、聞いたことありますよね。

じゃあシャチはどうかというと…
実はほとんど嗅覚がないんです。

クジラやイルカの仲間は、
進化の過程でにおいを感じる力を
ほぼ失ってしまいました。

鼻の穴（噴気孔）は空気の出入口であって、
においを嗅ぐ機能はないんですね。

 聴覚と視覚のダブル使い

シャチはとっても耳がいい！
水中では音がよく伝わるので、
聴覚はとても重要なんです。

エコーロケーションも聴覚の一部。
でも、目の情報もちゃんと使っています。

たとえば、仲間との協力プレイでは、
目で動きを見て、音で位置を感じ取る。
こんな風に、感覚を組み合わせて
シャチは状況を判断しているんです。

 スパイホップの意味とは？

「スパイホップ」は、
シャチが垂直に立って
水面から顔を出すあのポーズ。

この行動、実は目で観察してる証拠！

船や陸、他の生き物などを
目視で確認するために
スパイホップをすることが多いんです。

 サメとの違いは？

よく比べられるのがサメ。
どちらも海のハンターですが、
感覚の使い方がぜんぜん違います。

✔ サメはにおい・電気信号が得意
✔ シャチは目・音のダブル使い

この違いが、狩りのスタイルや
動きにも大きく関わってるんです。

 まとめ

シャチの目は、ちゃんと見えてます！

視力は人間ほどじゃないけど、
海の中では高めのレベル。

さらにエコーロケーションという、
音で見る能力も持っています。

においは頼りにしていないけど、
視覚＋聴覚の合わせ技で、
海の中を自由自在に泳いでいます。

 よくある質問（FAQ）

Q. シャチは目が見えないって本当？

A. 見えます！
視力は人間ほど高くないけど、
狩りや行動にしっかり活用されています。

Q. サメとどう違うの？

シャチ：目と音
サメ：においと電気信号
感覚の種類も、使い方も違うんです。

Q. スパイホップって何のため？

水面から顔を出して、
目でまわりを確認する行動です。

 おわりに

シャチは「見える」「聞こえる」を
どちらも使って、まわりを把握してる
とっても器用な生き物なんです。

目だけ、耳だけじゃなくて、
感覚をまぜまぜしながら
上手に生きてるんですね。

海の中の暮らしって、やっぱり奥が深い…！