スペイン語って発音しやすいけど、
アクセントの位置が
いまいちピンとこない…って思ったこと、
ありませんか?
たとえば
amabilidad(親切さ)。
これ、なんで「i」じゃなくて
「dad」の「a」にアクセントがくるの?
似た言葉もいろいろありますよね。
felicidad(幸せ)や
universidad(大学)も
最後の「dad」が強く読まれる。
でもスペイン語のアクセントって、
実はちゃんとしたルールがあるんです。
今回はこの仕組みを、
「amabilidad」の謎を通して、
すっきり解説していきます!
アクセント(強勢)ってなに?
まず大前提として、
アクセント=強く読む音節のことです。
英語でも「apple(ア プ ル)」みたいに
最初が強く読まれますよね。
スペイン語も同じで、
どこを強く読むかはとても大事。
発音がいくら上手でも、
アクセント位置を間違えると伝わりにくくなっちゃうんです。
アクセントの場所が違うと、
意味まで変わってしまうこともあります!
覚えておきたい基本ルール3つ
スペイン語のアクセントは、
以下の3つのルールで決まります。
これを知っていれば、
初めて見る単語も7割以上は正しく読めると言われています。
語尾 | アクセント位置 | 例 | 読み方 |
---|---|---|---|
母音・n・s | 最後から2番目 | casa, imagen | CA-sa、i-MA-gen |
それ以外の子音 | 最後の音節 | hablar, amistad | ha-BLAR、a-mis-TAD |
例外(ルール外) | アクセント記号あり | teléfono, música | te-LÉ-fo-no、MÚ-si-ca |
このルールが分かると、
「amabilidad」もちゃんと読めるようになります!
アクセントの場所がほぼ予測できます。
amabilidadにルールを当てはめてみよう
では実際に、
amabilidadに
さっきのルールを使ってみましょう。
スペルはこうです。
a‑ma‑bi‑li‑dad
語尾は「d」。
これは母音・n・s以外の子音なので、
ルール②に当てはまります。
つまり最後の音節にアクセントがきます。
この単語の場合、最後の音節は「dad」。
その「a」の音が一番強く発音されるんです。
発音するときは、こうなります。
a‑ma‑bi‑li‑DAD
語尾が d や l などの
子音で終わる単語は、
最後の音節に強勢がくるのが原則です。
似た単語にも同じルールが!
ここでよく出てくる、
似た単語を並べてみましょう。
単語 | アクセント位置 |
---|---|
felicidad | fe‑li‑ci‑DAD |
universidad | u‑ni‑ver‑si‑DAD |
amabilidad | a‑ma‑bi‑li‑DAD |
ぜんぶ、語尾が「d」だから、
アクセントは最後の「dad」にくるんです。
単語の分類とアクセント位置の関係
スペイン語には、
アクセント位置で単語を分類する
3つのクラスがあります。
- Aguda(アグダ):最後の音節にアクセント
- Llana(ジャナ):最後から2番目にアクセント
- Esdrújula(エストゥルフラ):最後から3番目にアクセント
それぞれの特徴はこちら。
語尾がd・l・rなど子音なら→Aguda
強勢がもっと前にくる→Esdrújula
amabilidadは、
語尾が d なので
「Aguda」に分類されるってわけです。
なぜ「i」じゃなく「dad」にくるの?
ここがいちばん「えっ?」って思うポイントですよね。
たとえば
amabilidadを見たとき、
「li」の「i」にアクセントがありそうに感じる。
でも、実際は
最後の「dad」の「a」が強く読まれる。
理由はかんたん。
語尾がdだからです!
母音・n・s以外の子音で終わると、
スペイン語では
最後の音節にアクセントがくる、
というルールがあるからなんです。
これは例外じゃなく、
すべてのスペイン語単語に共通のルール。
「li」にアクセントがくるパターンは
この単語ではありえません!
アクセント位置を間違えると…?
じつはアクセントを間違えると、
意味が変わっちゃうこともあるんです。
たとえば、
「hablo(話す・現在)」と
「habló(話した・過去)」
この2つ、アクセントの位置だけ違います。
でも、時制の意味が変わるんです。
このように、スペイン語では
アクセントの場所を意識することが
本当に大切なんですよ。
アクセント学習のコツ
1)新しい単語を覚えるときは
→ 発音とアクセントもセットで!
2)語尾が何で終わってるかを観察する
→ 母音?それとも d や l?
3)アクセント記号がついてたら、特別ルールだなって思う
語尾を見て、強勢位置を予測。
それがスペイン語アクセントの基本ワザです。
練習してみよう!
以下の単語、どこにアクセントがくるでしょう?
- actividad → ac-ti-vi-DAD
- palabra → pa-LA-bra
- amistad → a-mis-TAD
- hablan → HA-blan
自分でも声に出して読んでみて、
「どこが強いか」感じてみると
覚えやすくなりますよ。
まとめ
amabilidadのアクセントは、
ルールに従って
最後の音節「dad」にきます。
これは特別な例じゃなく、
スペイン語の正しい読み方の基本。
ルールを理解していれば、
初めて出会った単語でも、
正しく強勢をつけられるようになります。
アクセントをマスターすれば、
スペイン語の世界がぐんと広がります!
焦らず、一歩ずつ、
一緒に覚えていきましょう!
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