畳部屋の壁にある木の横板は何と呼ぶ?柱と柱をつなぐ横木の名前は?

生活

和室にある横木みたいな部分、
「これ何だろう?」って思ったこと、
ありませんか?

「これって棚? 柱?」と疑問に感じた方、
実は多いんです。

その答えは…
「長押(なげし)」というパーツ。

でも、
長押ってそもそも何なの?
どんな役割?
どうやって使うの?

今回はそんな「長押」について、
和室の豆知識をまじえながら
やさしく解説していきます。

 長押(なげし)って何?

長押の基本の意味

長押(なげし)は、
和室の柱と柱を横に結ぶ材のこと。

もともとは建物を支える
構造材として使われていて、
かなり昔からの伝統的な部材なんです。

今では装飾収納のために使われることも多く、
ちょっと便利で見た目にも素敵な存在。

長押は天井のすぐ下や、
ふすまの上あたりにあることが多いよ!

長押のいろんなタイプ

実は、長押にはいろんな種類があります。
取り付ける位置によって、
呼び方が変わるんですよ。

内法長押(うちのりなげし)
ふすまや障子の上につく一番よく見るタイプ

天井長押
天井のすぐ下にあるもの

腰長押
壁の真ん中あたり、窓の下にあるもの

地長押
柱の一番下を横に結ぶタイプ

ぐるっと和室の壁を囲むように
設置されることも多いんです。

✔ Check Point
長押の種類は設置場所で決まる!
名前だけじゃなく、位置にも注目してみよう。

 歴史の中の長押

昔の建築と長押

長押の歴史は、奈良時代や平安時代まで
さかのぼるんです。

寺院や貴族の屋敷など、
格式高い建物には必ずあったと言ってもいいくらい。

江戸時代には庶民の家にも使われて、
「家の格」を表すパーツとして定着しました。

現代の家でも活躍中

「長押って和室だけのもの?」
と思いがちですが、
今は洋室でも使えるアイテムが増えてるんです。

見た目がオシャレな長押や、
フックが取り付けられるタイプもあり、
実用性が注目されています。

最近では賃貸でも使える長押も人気!
DIYで貼るだけのタイプもあります。

 どんな素材?どんな形?

よくある素材と形

昔ながらの長押は、
ヒノキやスギなどの木材で作られていました。

断面はちょっと特徴的で、
下が厚くて上が薄い「台形」になっていることが多いです。

柱にぴったり合うように作られていて、
本長押(幅8〜9割)と、
半長押(幅6〜7割)などに分けられます。

いろんなデザインがあるよ

最近の長押は、
デザインのバリエーションも豊富!

  • 木目を活かしたシンプルタイプ
  • 彫刻入りのクラシックタイプ
  • カラー塗装されたモダンタイプ

部屋の雰囲気や好みに合わせて、
自由に選べるのが嬉しいですね。

✔ Check Point
長押は装飾+実用の両方で選ぶ時代に。
「好き」が一番の選び方かも。

 長押の使い方いろいろ

壁に収納スペースをプラス

実は長押、
ちょっとした収納スペースにもなるんです!

例えば、
専用のなげしフックを使えば、
洋服やカバンを掛けられちゃう。

100円ショップやホームセンターでも
簡単に手に入りますよ。

さらに、
吊り下げ棚を取り付けて、
小物を置くのも◎

収納が少ないお部屋でも、
長押を活用すれば壁面が有効スペースに!

インテリアの演出にも

長押に額縁や写真を飾ったり、
季節の小物を置いたりすると、
グッとおしゃれな空間に変身します。

和の雰囲気を残しつつ、
ちょっとしたアート空間にもなりますよ。

洋室でも使える長押

最近は、洋室でも使える
付け長押長押レールが大人気!

壁に穴を開けずに設置できるタイプもあって、
賃貸でも安心して使えます。

DIYで取り付けられる商品もたくさんあるので、
初心者さんでも挑戦しやすいですよ。

✔ Check Point
和室でも洋室でも使えるのが今の長押。
空間をもっと便利に、おしゃれに!

 長押と鴨居の違い

鴨居は“建具を動かす道”

鴨居(かもい)は、
ふすまや障子をスライドさせるための
レールの役目を持つ部材です。

形が似ているので、
長押とよく混同されがちですが、
役割は全然違います。

見分け方と使い分け

長押
壁面・開口部の上、装飾・収納向き

鴨居
ふすま・障子の上、建具を動かすため

「ただの横木じゃないんだ!」と
気づけたら、
家の見方がちょっと変わるかも?

 長押のトレンド&選び方

和室だけじゃない!

今は洋室インテリアにも使える長押が増えていて、
フック付きやカラー付きのものなど、
デザイン性も高めになっています。

また、DIY用の長押レールもたくさん出ていて、
後付けで気軽に取り付けられる時代です。

選ぶときのチェックポイント

✔ 壁の素材や強度をチェック

収納目的なら耐荷重を重視

✔ デザイン・色味は部屋の雰囲気に合わせて

無理に和風にこだわらなくてOK!
今どきは北欧風やナチュラル系もあります。

 よくある悩みと解決アイデア

よくあるお悩み

  • 長押の使い方がわからない
  • 収納を増やしたいけど穴は開けたくない
  • 賃貸だから気軽に取り付けたい

解決のヒント

✔ Check Point
長押フック付け長押なら、
壁を傷つけずに収納&ディスプレイOK!

インテリア性と実用性、
どっちも叶えられるのが
今どきの長押の魅力です。

 まとめ

和室や畳部屋の赤い横木──
それは「長押(なげし)」という大切なパーツ。

昔ながらの伝統だけじゃなく、
今は洋室・賃貸・DIYなど、
いろんな場面で活用されています。

収納に困っている方も、
ちょっとおしゃれに飾りたい方も、
まずは長押を見直してみてはいかがでしょうか?

 よくある質問(FAQ)

Q. 自分で取り付けできますか?

はい!
DIY用の長押やレールが販売されていて、
初心者でも挑戦できますよ。

Q. 耐荷重ってどのくらい?

商品によって違いますが、
3kg〜10kg程度のものが多めです。
必ず説明書を確認してから使いましょう。

Q. 和室じゃないとダメ?

いいえ!
洋室や賃貸でも使えるタイプが豊富にあります。
壁面収納に困っている人には
ぴったりなアイテムです。

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